院長の健康アドバイス

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院長の鋭い視点と
当院で可能な治療・対策等をアドバイス

⻑引くその咳
COPDかもしれません

COPDの潜在患者は530万⼈以上と推測されています。

COPD(シーオーピーディー)はChronic Obstructive Pulmonary Disease の略で、 「慢性閉塞性肺疾患」と呼ばれます。「肺の⽣活習慣病」ともいわれ、 主に⻑期間にわたる喫煙が原因で肺に炎症が起こり、 息が吐き出しにくくなる病気です。代表的には「肺気腫」があります。 ⽇本では40 歳以上の8.6%(男性13.1%、⼥性4.4%)、 COPD の潜在患者は530 万⼈以上と推測されていますが、 治療を受けているのはそのうち5%未満といわれています。


症状例 〜こんな⽅は要注意!〜

  1. タバコを吸う。
  2. 呼吸がスムーズにできない。
  3. 少し動いただけでも息苦しく、息切れがする。
  4. 電話で⻑時間しゃべれなくなった。
  5. 痰や咳が増えた。
  6. ちょっとした⾵邪が治りにくくなった。
  7. 何だか疲れやすい。

COPD は有害物質の吸⼊や⼤気汚染によって起こります。中でも原因のトップにあげられるのはたばこの煙です。 ⽇本ではCOPD の原因の90%以上が喫煙によるものといわれています。 有害な物質が⻑期にわたって肺を刺激すると、細い気管⽀に炎症を起こし(細気管⽀炎)、咳や痰が多くなります。 その結果、気管⽀の内側が狭くなり、肺の空気がうまく吐き出せなくなり、その結果酸素不⾜を起こし、息切れを起こします。


早期発⾒!早期治療!禁煙も頑張りましょう!

COPD は、軽いうちはあまり症状を感じることが少ないのですが、 放っておくとだんだん⽣活が不⾃由になり、⽣命に危険をおよぼす恐い病気です。 特にタバコを吸っている⽅で40 歳をこえる頃からこの病気があらわれやすくなると⾔われています。 しかし、早くみつけてきっちりと対処すれば、急速に進⾏していくことはありません。 レントゲン検査、肺機能検査で診断し、禁煙指導、吸⼊、内服治療をします。

早期発⾒!早期治療!禁煙も頑張りましょう!